やりがいを強調する会社には要注意|やりがい搾取されないために

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労使関係

みなさんこんばんは。

私はずっと、仕事は社会に対して価値を提供することだと言っています。また、自分が解決したい社会問題に対して一つの回答を示すことが大切だとも主張しています。

これらのことは仕事に対する「やりがい」につながるので非常に大切だと考えていますが、最近はこの「やりがい」に付け込もうとする会社もあるので、注意しておいた方がいいです。

仕事は給料よりやりがいだと私は思います。給料が少ないなら生活のレベルを下げるとか、お金をかけずに休日を楽しむことを考えて工夫するなど、いくらでもやりようはあると思うからです。

ただ、ちゃんと対価に見合った給料が払われているかということも精査しておくべきことだと考えています。今日はそんな話をしたいと思います。

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やりがいを強調する会社には要注意
やりがい搾取されないために

仕事を選ぶときにやりがいだけを求める人は搾取されやすい?

最近の学生や若手の社会人が仕事を選ぶ際に重視しているのは働き方ではないかと思っています。給料の高い低いより、「地元から異動することがない」「労働時間が守られている」「ずっとやりたいと思っていた職業だった」「休日が取りやすい」など、労働条件に重きを置いて、あくまでも仕事は生活のためにやるものとして捉えている人が増えていると感じています。

ただ、働き方を選ぶということで、しっかりとした労使関係を結ぶことと考えている人は特に問題ないと思うのですが、ずっとやりたいと思っていた職業だったという方は一度労使関係を見直した方がいいかもしれません。

プロブロガーのイケダハヤトさんも『やりがいという搾取』で取り上げていますが、まだ社会経験の浅い若手に対して、やりがいを利用した過剰な労働要求が行われているとも感じるからです。いわゆるやりがい搾取です。

私が担い手のやりがいに付け込んでいると思う職業

私の友人にずっと先生になりたいと思っていたとう人がいます。その人は就職してから通信教育等で資格を取っていき、教育実習をする時に在籍していた会社を辞め、今では教員として働いています。

また、以前お付き合いしていたことのある女性が教員をやっていたこともあり、そこそこ教員の労働事情には詳しくなっています。

特に私がやりがい搾取がひどいと考えているのはこの教員に対してです。

平日は学校もありますが、大抵の(若手の)教員は朝7時頃には学校にいるようにしているそうです。そうすると、休憩時間も入れると定時は16時ということになりますが、16時だとまだ授業が終わったばかりの時間だと思います。教員の仕事といっても授業だけではありませんから、結局18時~19時ごろまでは学校にいるのがほとんどのようです。

これに部活の指導が入ってくるから実際にはもっと遅くなるでしょう。16時~18時に部活の指導をするとしたら、事務仕事などをして帰れる状態になるのは20時頃になってしまうと思います。

休憩時間が1時間だとしても、12時間労働になりますから、毎日4時間の残業になります。

これが1ヶ月4週間としても、4時間×5日×4週=80時間の残業です。

私の友人も、以前お付き合いしていた女性も大体平均で月80時間ぐらいの残業になっているようでした。私はこれを仕事として成立させるのは無理があると思います。

昔はどうだったか分かりませんが、今の若手で教員になりたいと思う人は多くが「教員にしかなれなかった」わけではなく、「教員になりたかった」から教員になったのだという人が多いと感じています。

とは言っても、残業代がしっかり払われているならそれも仕事としてはありだと私は考えていますが、教員の現場では残業は当たり前のこととして定着しているようで、この労働環境をささえているのは教員のモチベーションだけだと私は考えています。

必要以上の要求に応えていくとどこかにしわ寄せがくる

私はここが変だよ日本社会のカテゴリーでもこのような状況におかしいという意見を表明しているのですが、最近はどうも必要以上の(労働として考えられる以上の)要求をしている人が増えているように思っています。

先ほどの学校なんかがいい例で、部活はまだいいとしても、教員に対する要求が年々厳しくなっているのではないかと感じています。

教育は学校でしかできないのでしょうか?家庭での教育を学校に押し付けてきた結果が今の教員んの労働環境なのではないでしょうか?

部活にしたって、少年団や習い事などでも代用できると思います。多くの人がそれをやらないのは、少年団なら試合の送り迎えなどの手間も保護者がやる必要が出てくることと、習い事ならお金がかかることだと思っています。

私は別に部活なんてなくしてしまえなんて考えているわけではありません。今のままではいつか教員側に限界がくると思っているだけです。

教員側も公務員ですから、要求や要望があったら出来る限りは応えないといけないとは私も思っています。ただ、今は過剰に要求し過ぎなのではないかと感じているのです。

お店などでもそうだと思いますが、必要以上にサービスすることは、いわばタダ働きです。受ける側は儲けものだと思いますが、やる側からすればたまったものではありません。必要以上の要求に応えようとすれば、必ずどこかにしわ寄せがくるのであって、それも周り回って自分の仕事にしわ寄せがくることになると私は考えています。

今の社会が働き過ぎだと私が感じる理由には、この過剰な要求に応え続けている結果が一つとしてあると思います。

経済が成長している時はさほど気にならないことなのだと思いますが、こうもデフレが続いてくると、どうしても気になってくるものだと思います。

会社に不当な労働を要求されていないか?

私の友人は社会人から転職して教員になっているので、今の教員に対しての要求はおかしいと感じているようです。他にも色々と外の世界を見ている人にはおかしいと思うことも多いようですが、私はまずこの労働時間をなんとかした方がいいと思っています。

教員の例でも分かる通り、新卒からどこにも転職しないでいると、あたかも自分のいる環境が常識の範囲に収まっているように思えてくるのですが、一度立ち止まってよく考えた方がいいこともも多いと思います。

日本の雇用流動性が低いことが問題だとした記事も書いていますが、ずっと一つの環境にいることにはこのようなマイナス面もあるので、もっと雇用流動性を上げていくべきだと私は考えています。

教員になりたかった人も、教員になるということは一つの選択肢であると思います。やりたかったことは教育に携わることなのか、部活をやりたかったのか、もっと教員の現場をよくしようと思ったのか、人それぞれだと思いますが、本当に教員にならなければ自分のやりたいことはできないのでしょうか?

やりがい搾取をされやすい人は、やる気に溢れていて責任感が強い、「いい人」や「まじめな人」が多いと私は考えています。

そこに付け込んでくる企業や団体もあるということも知っておいた方がいいと思います。

自分のやりたいことがはっきりしているなら、それが今の所属する団体でしかできないことなのかは再考してもいいでしょう。

分からない場合は誰かが代わりに
できることかどうかも重要な指標

特に若手の人は初めて経験する社会人としての活動なので、他の環境と比べてみるといったことはできないと思います。そんな時は今の仕事は他の人が代わりにできることかどうかを考えてみるといいかもしれません。

これが他の人ではできないとなった場合には搾取されている可能性が高くなります。なぜ他の人にはできないのでしょうか?労働時間でしょうか?労働内容でしょうか?

あなたにしかできないことならもっと給料が高くてもいいのではないでしょうか?

単純に無駄な仕事をしているだけではないでしょうか?

やりがい搾取にあっている方は常に忙しい状況にあると思いますが、休日などにこのようなことを考えてみることで、今の環境がおかしいと思うこともあると思います。

それが変えられる状況なら変えてしまった方が、後の人のためにもなりますし、変えられないならそこから出ていくというのも一つの選択肢です。

他人を変えるより自分が変わることの方が簡単です。おかしいという環境が変えられないのであれば、わざわざその団体に所属する意味はないと思います。さっさと出て行ってしまった方が身のためです。

仕事、特に転職に関する情報を提供するサイト「Ideal Job 天職に転職だ!!」を作成しました。

昨今の労働問題を解決する有効的な手法として、一生の間に何度も転職するのが当たり前の世の中になることが必要だと私は考えています。

それでは今日はここまでです。最後までご覧いただきありがとうございました。